箱わなは常時ON? 週末だけ? 〜何曜日に箱わなをONにするか問題〜

ハンターバンク川口では、会員さんから時々こんな話題が出ます。

「箱わなって、平日もONにしておくべきですか?」
「週末だけのほうがいいんじゃないですか?」

ここでいう「ON」は、けり糸を張って、動物が入れば実際に捕獲される状態にすることを意味しています。

一見シンプルな話ですが、実際にはかなり悩ましい問題です。

特に、八王子・川口エリアのような「都市近郊型」のハンターバンクでは、この問題は避けて通れません。

ハンターバンク川口の最大の特徴は、とにかく近いことです。

八王子駅から30分もかからずに箱わなの設置場所へ到着します。

しかも、設置場所の近くまで公共交通機関で行けます。

15分に1本バスがある。

狩猟の現場として考えると、かなり都会です。

実際、初めて来た人は、

「こんな住宅地の裏山に、本当にシカやイノシシがいるんですか?」

と驚くことが多いです。

八王子は、都市と森林のグラデーションがかなり急な地域です。

そのため、都市近郊でありながら、実際にはシカやイノシシが普通に行動しています。

こうした「都市のすぐ裏にある狩猟現場」という独特の距離感も、川口エリアの特徴かもしれません。


週末ハンターの理想

ハンターバンク川口の会員さんの多くは、平日は仕事をしています。

そのため、

 ・平日はトレイルカメラで状況確認、事務局に米ぬかを置いて誘引してもらう
 ・土日に現地で箱わなや周辺を確認、見回りを行う

という流れになります。

そうすると自然に、

「週末、獲れたら楽しいよね」

という考えになります。実際、それはとても自然な感覚だと思います。


でも、動物は人間都合で動かない

一方で、動物側からすると事情は全く違います。

イノシシやシカには、曜日の感覚はありません。

「土曜日だから動こう」

とは考えてくれません。

当然ですが、彼らは自分たちのリズムで動いています。

つまり、

「人が来やすいタイミング」

と、

「動物が動くタイミング」

は一致しないことが多いのです。


常時ONのメリット

常時ONにする最大のメリットは、

「捕獲チャンスを逃さない」

ことです。

特にイノシシは、箱わなの周囲を何日も警戒しながら行動していることがあります。

 ・少し近づく
 ・エサを食べる
 ・周囲を確認する
 ・また離れる

これを何度も繰り返しながら、少しずつ箱わなに近づいていきます。

そのため、せっかく警戒心が下がり、けり糸に触れて捕獲できるタイミングでも、

「今日はOFFだった」

となると、捕獲の機会を逃してしまうことがあります。

また、箱わなは設置したらすぐ獲れるわけではありません。

むしろ、

 ・カメラには毎日映る
 ・でも入らない
 ・数週間反応が変わらない
 ・いきなり入って捕獲できる

ということも普通にあります。

いつ来るか分からないチャンスをものにするためには、

「人が来やすい日」より、 「動物が動くタイミング」を優先して、常時ONにする考え方があります。

川口エリアの場合、八王子駅から比較的近いこともあり、

「平日もちょっと見に行けます」

という会員さんも少なくありません。

そのため、実際には常時ONで運用している箱わなも多くあります。

特に、

 ・平日夜に見回りできる
 ・朝だけ立ち寄れる
 ・Slackで状況共有しながら対応できる

といった、「都市近郊型」ならではの運営ができるのは、川口エリアの特徴かもしれません。


週末ONの考え方

一方で、週末だけONにしたい気持ちもよく分かります。

例えば、

 ・捕獲後の対応がしやすい
 ・会員が立ち会いやすい
 ・捕獲経験を共有できる
 ・安全確認しやすい

といったメリットがあります。

くくりわなと違って箱わなは、ONとOFFを簡単に切り替えできるので、むしろ週末ONに向いているスタイルです。

特に初心者が多い場合は、

「誰もいない平日に捕獲されるのは不安」

という感覚は自然です。


実際は「箱わなごとに違う」

結局のところ、この問題に完全な正解はありません。

箱わなによって、

 ・動物の密度、訪問頻度
 ・周辺環境
 ・住宅地との距離
 ・参加メンバー

が違うからです。

さらに、

 ・最近の警戒状況
 ・エサへの反応
 ・人の出入り

でも変わります。

つまり、

「何曜日にONにするか?」

は、単なるスケジュールの話ではなく、

「箱わなをどう管理して、捕獲に結びつけるか??」

の話でもあるのです。


ハンターバンク川口の面白さ

ハンターバンク川口では、こうした「正解のない調整」をするのが日常です。

週末ON/常時ONだけではなく、

 ・米ぬかへの反応が急に落ちたときの特別なエサ
 ・雨の日の次のチャンスに誰が対応するか?
 ・カメラの死角を平日の会員見回りでカバー
 ・会員さんの駐車場問題の解決
 ・解体スペースの整備(実はクーラー完備になりました)

そんな試行錯誤を、会員や地域の方とも共有しながら運営しています。

「ただ捕獲する」だけではなく、

現場でも考えながら、少しずつ調整していく。

そこが、ハンターバンク川口の面白さかもしれません。

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