ハンターバンク豊岡とは?|豊岡でできる“狩猟体験”の入口
千葉県富津市豊岡で、ちんたら村を拠点に行われている「ハンターバンク豊岡」。
狩猟の現場に関わってみたい人に向けた、ひとつの入口です。
この記事では、ハンターバンク豊岡がどんな仕組みなのか、
どんな関わり方ができるのかを見ていきます。
▶ 前回の記事「ちんたら村の山本さん|”子ども目線を起点に”暮らしをつくる人」
■ハンターバンクとは
ハンターバンクは、狩猟を始めてみたい人と、現場をつなぐ仕組みです。
関東近郊を中心に全国で複数拠点(2026年5月時点で8か所)で展開されているサービスで、小田急電鉄株式会社が2022年6月に開始したサービスです。
狩猟というと、
・免許が必要
・場所が分からない
・何から始めていいか分からない
といったハードルがあります。
ハンターバンクでは、
そうした部分をひとつずつ整えた上で、
未経験からでも現場に入れる環境が用意されています。
トレイルカメラは、遠隔でスマホから箱わなを監視できる仕組みです。
仕事で忙しくて現地に行けなくても、野生動物の動きや捕獲の有無を、手元で確認できます。
だから、ハンターバンクに参加する方は、普通の会社員や自営業の方ばかりです。
■「全部そろっている」という特徴
特徴はシンプルで、
狩猟を始めるために必要なものが、最初からそろっていることです。
・現場(地域・農家とのつながり)
・指導してくれるハンター
・活動の機会(見回りや解体など)
・狩猟に必要な道具(箱わな、トレイルカメラ、ナイフなど)
これらを個別に探す必要がなく、
現場に入りながら学んでいくことができます。
■豊岡エリアの特徴
豊岡エリアは、シカやイノシシ、キョンの生息数が多い地域です。
人が少なくなってきていることもあり、
集落は山に囲まれ、野生動物の活動域と隣り合っています。
いわば、人の暮らしと野生動物の距離がかなり近い環境です。
そのため、捕獲につながる機会も多く、他のエリアと比べても捕獲率は高い傾向にあります。
結果として、豊岡エリアは実際の捕獲や解体に関わる経験を積みやすい環境と言えます。
■豊岡ではどんな関わり方になるのか
豊岡エリアでは、ちんたら村を拠点に活動します。
活動の内容は日によって変わりますが、例えば、
・わなの見回り
・山や畑の作業
・(タイミングが合えば)解体や食べるところまで
といった、現場の一連の流れに関わることができます。
「狩猟体験」といっても、行うのは捕獲そのものだけではありません。
捕獲の前には、どこにわなを設置すればよいかを検討することや、わなの見回り、エサの設置といった工程があります。
そして捕獲の後にも、止め刺しや解体、保管のための冷凍、調理や食べるところまで、一連の流れがあります。
つまり、点ではなく、流れとして関わることになります。
こうした工程を、山本さんがアドバイスしながら進めていくのが特徴です。
特に豊岡では、会員同士のコミュニケーションが活発な傾向があります。それぞれの会員が知識や技術を持ち寄りながら、さらに高め合い、一緒に楽しむ空気感があります。
ちんたら村という拠点があることで、一緒に暮らしを作っているような感覚もあり、情報や気づきを共有しやすい環境になっているのかもしれません。
■どんな人が参加しているのか
参加しているのは、狩猟経験者ではなく、未経験の人がほとんどです。
また、多くの方が狩猟免許を持っていない状態から参加しています。
ハンターバンクで現場を経験してから、狩猟免許を取得する人も少なくありません。
・自然の中での暮らしに興味がある
・一次産業に触れてみたい
・都市とは違う時間の流れを感じてみたい
そんな理由で参加する人も多くいます。
また、
「ジビエを食べてみたい」
といったシンプルな興味から来る方もいます。
ジビエ料理をレストランで食べて美味しかった、というきっかけで参加する方もいます。
入口は人それぞれで、どこから入っても問題ありません。

豊岡でできる狩猟体験、ハンターバンク豊岡に興味を持った方は、まずはオンライン説明会、または現地説明会にぜひ参加してみてください。