【秋の里山ごはん】獲れたての猪肉と集落の恵みでつくる、豊岡流「朴葉(ホオバ)蒸し」のすゝめ
朝晩の風に秋の気配が混ざり始めた千葉・豊岡の里山。
実りの季節を迎えるこれからの時期、ハンターバンク豊岡でぜひ体験していただきたい特別なジビエ料理があります。
それが、集落の自然をまるごといただく「豊岡流・猪肉の朴葉蒸し」です。
集落に自生する「朴の葉」に、秋の味覚と猪肉を包む朴葉焼きといえば、飛騨高山などの郷土料理が有名ですが、豊岡の山にも立派な朴(ホオ)の木が自生しています。
朴の木(ホオノキ)は、日本の樹木の中でもひときわ大きな葉をつける木。大きなものでは人の顔が隠れるほどになり、昔から食べ物を包んだり、器の代わりにしたりと暮らしの中で使われてきました。
豊岡流では、この大きな葉を青いうちに採り、猪肉やキノコ、味噌を包んで蒸し焼きにします。

朴葉包みを準備する際には、食材の準備とともに集落を歩いて青々とした大きな朴葉をいただいてきます。合わせるのは、秋のキノコ、特製の味噌、そして自分たちの手で捕獲・解体した新鮮なイノシシ肉です。
朴葉の上にお肉と具材を贅沢に盛り付け、包みを開けた瞬間の香りを想像しながら丁寧に包み込んでいきます。
豊岡流の朴葉蒸しは、調理前の準備も重要です。
まずは近くを流れる志組川(しくみがわ)へ、調理に使う川石を探しに行きます。
ひびが少なく硬く締まった石の中から、朴葉包みを載せやすい、平らで安定した形のものを選びます。
拾ってきた石を焚き火でじっくり熱したら準備完了。熱した石の上に朴葉包みをのせ、蒸し焼きにしていきます。
火が入るにつれて朴葉特有の爽やかで香ばしい香りが立ち上り、味噌のコクとイノシシの上質な脂がじっくりと溶け合っていきます。
「パチパチ」と爆ぜる焚き火の音、川石から伝わる力強い熱、そして葉の焦げる香ばしい匂い――。
道具を自然の中から調達し、火と石の力だけで調理する時間は、キャンプやBBQの枠を超えたワクワク感に満ちています。

「獲って、捌いて、火を起こして食べる」贅沢
現地のジビエを、集落で採った朴葉で包み、川で拾った石と薪の火で調理して味わう。
食材だけでなく、調理に使うものまで身近な自然の中から探してくる。そんなところも、豊岡でこの料理をつくる面白さです。
石を拾い、火を起こし、その土地で得たものを調理して食べる。そんな時間を過ごしていると、ずっと昔の人たちも、こんなふうに身の回りの自然を使って食事をしていたのだろうかと、少し想像が膨らみます。
スーパーでパックに入ったお肉を買う日常では絶対に味わえない、「命をいただき、大地の恵みと共に食卓を囲む」という感覚。
自分たちで仕掛けた罠の前に立ち、解体に汗を流し、最後は焚き火を囲んで「美味い!」と笑い合う。この一連の物語を体験できることこそが、豊岡というフィールドが持つ一番の豊かさだと感じています。
秋が深まるにつれ、イノシシたちも木の実を食べて脂が乗り、ジビエが最も美味しくなる季節がやってきます。
ぜひ豊岡の山へ、この時期にしか味わえない特別な秋の恵みと体験を楽しみに来てください!
豊岡でできる狩猟体験、ハンターバンク豊岡に興味を持った方は、まずはオンライン説明会に、ぜひ参加してみてください。