本場のマタギツアー2026 レポート【ハンターバンク通信】
今回は、会員限定で実施した「本場のマタギツアー」についてレポートします。
このツアーは、全エリアのハンターバンク会員さんが有志で参加できる企画で、
狩猟の技術を学ぶ場というより、
狩猟文化が息づいている場所を、実際に訪れる時間として行われています。
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舞台は、秋田県北秋田市・阿仁地域。
「マタギの里」とも呼ばれ、今もマタギ文化が残るエリアです。
角館駅に集合し、秋田内陸線に乗って現地へ向かいます。
車窓からは、阿仁マタギのフィールドとなる山々が見え、
沿線の田んぼには水が張られていました。
マタギ号の車内では、
若いマタギ・松橋さんによる“マタギ語り”がありました。
座席に描かれた柄の中に、
さりげなく紛れ込んだ「マタギ」のモチーフを探す時間も。
「違和感に気付く力は、山でも大事」という話に繋がっていきます。

荒瀬駅で列車を降り、西根打刃物製作所へ。
普段は団体を受け入れていない場所ですが、
今回は特別に許可をいただき、見学が叶いました。
工房の中で、ナガサ(マタギが携行する山刀)についての話を聞きながら、
参加者のみなさんは静かに見入っていました。
その後は、マタギ資料館で棟梁・鈴木さんのお話を聞き、
山神様参りへ向かいます。
山神様参りでは、
「モロビ」と呼ばれるアオモリトドマツの枝葉を乾燥させたものが使われていました。
山へ入る前、モロビを燻し、その煙を浴びてから山に向かうそうです。

夕方には、温泉に入ったり、それぞれの宿で食事をいただいたり。
ジビエのフルコースや、宿の主が釣ってきたイワナ、摘んだ山菜が並びます。

2日目は、「熊鍋コース」と「体験コース」に分かれて行動します。
熊鍋コースでは、くまくま園を訪れ、飼育員さんから説明を受けました。
近くで見るツキノワグマは、迫力のある存在であり、
同時に、マタギが山の恵みとして向き合ってきた相手でもあります。
飼育員さんからは、 給餌や健康管理の話をはじめ、 ここでは書けないような、ここに居る雄と雌の興味深い話も聞かせていただきました。

その後は、阿仁前田にある西根鍛冶屋さんへ。
工房で、西根さんからナガサの製作工程や刃物の研ぎ方についての説明を受けました。
次々と質問が飛び交い、みなさん真剣そのもの。
道具の話を聞いているうちに、
その道具を使ってきた人の暮らしや、山での時間の話へと、
自然に話題が移っていきます。
実際に手にすると、職人さんが作る道具の魅力を感じずにはいられません。

昼食を挟み、体験コースの参加者も合流。
列車の中では、再び松橋さんへの質問の時間がありました。
終点・角館駅に到着し、全員で記念写真を撮って解散となりました。

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参加者からは、こんな声が寄せられました。
「お話も見学先も、エンタメを見るのではなく、生活が感じられたことがよかった。
実体験を伴う話は、書物や映像に勝ると感じました」
「全体通じて興味深く面白い体験があり、しかも自然への畏敬の念を感じることができました」
「マタギ頭領や若マタギからのお話や、熊の胆を舐めさせてもらったこと。絶対にこのツアーでしかできない体験に感動しました」
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このツアーは、狩猟を始めた会員のみなさんが、
その背景にある文化や暮らしに触れる時間として行われています。
日々の狩猟や活動を続ける中で、「もう一歩、その奥を知りたくなったとき」。
本場のマタギツアーは、そんなタイミングで立ち会うことのできる体験のひとつです。
ハンターバンクでは、こうした会員限定の企画もあります。
もし、
「狩猟という選択肢が、少し気になっている」
「続けていくと、どんな世界が見えてくるのか知りたい」
そう感じる瞬間があれば、
こうしたツアーがあることも、頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいです。
***この記事はハンターバンク通信からの引用です***
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