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***ハンターバンク通信より***

マタギの里、秋田県の阿仁へ! 会員限定、狩猟を学ぶツアーへ行ってきました【ハンターバンク通信】

会員限定の角館発着の秋田マタギツアーに行ってきました。
ハンターバンクの「大人の社会科見学」です!

窓の大きな秋田内陸線観光列車「笑EMI」号を貸し切り、田んぼの広がる景色を眺めながら旅が始まります。

「田んぼアート」が数か所にあり、通過時は徐行してしっかり見せてくれます。稲の品種を変えることで、模様を創り出しているそうです。
運転士さんからの特別トークタイムも。線路沿いにはクマが出没することもあり、衝突して逃げていったけれど車体には毛がこびりついていたというリアルなお話が…。

マタギ資料館では、マタギ頭領が出迎えてくださり、館内を紹介しつつ、マタギの世界を垣間見させてくださいました。

貴重な「熊の胆(くまのい)」を舐めてみると、小指の先にほんの少し触れただけの量でもしっかり苦く、みんなで顔を歪めます。消化器系に効くというのにも納得です。

まるごと1頭分の毛皮に包まれてみると、その毛皮の分厚さやしっかりとした重たさに、クマの生命力を感じます。

まさに五感で感じるマタギ文化、とても印象深い体験でした。

夜は温泉に泊まってジビエのフルコース。熊鍋、ウサギの煮物、シカ肉の陶板焼きなどに舌鼓。米の産地でもある秋田は、日本酒の種類も豊富。強烈な個性を持ったどぶろくも味わい、会員さん同士、話に花が咲きます。

いつまでも話は尽きませんが、その後も温泉に入ったり、星を観察しに行ったりと、秋田の魅力を満喫して、初日の夜は更けていきました。

・・・

2日目の目玉と言っても過言ではない体験は、西根鍛冶店の工房見学。
ここでは、マタギの剣鉈、「ナガサ」の製作販売をされています。

ハンターバンクでは止め刺しや解体時に刃物を使用するので、マタギの暮らしに根付いた「ナガサ」を既に知っている会員さんも複数いました。

地元の方でもなかなか立ち入ったことがないという工房の見学は非常に貴重な機会で、「まさかあの聖地に行ける日が来るとは!」という声も。

工房と向かいのお店の二手に分かれて、交代で見学。職人さん自ら、工房を案内し、丁寧に説明してくださいました。
会員さんも興味津々。止め刺しに使うならどれか?お手入れは?刃物作りの難しいところは?など、質問が次々に飛び交います。
他の会員さんの質問に触発されて、また新しい疑問が生まれ、理解が深まっていく。そんな好循環は、皆さんが普段の狩猟生活に真摯に向き合っているからこそ。そして、会員さんの知的好奇心の深さが現れているように感じました。

職人さんには、狩猟に興味がある方がこれだけいらっしゃることにとても驚かれました。狩猟に興味があるというだけでなく、その中でも実際に秋田に足を運ぶほどにニッチな方が集まっているだけあって、とても濃厚な時間でした。

狩猟用や自宅での調理用に、説明を聞きながら購入する方多数。思い出の詰まったお気に入りが手に入ったようです。

帰路は秋田内陸線観光列車「叉鬼」号を貸し切り。何度見ても美しい田んぼの広がる景色を横目に、地元にUターンした若いマタギの方にお話を伺います。

ハンターとマタギの違い、マタギとしての心構えをはじめ、地元の小中学校でもマタギのライフスタイルに触れる機会があること、そして私たちがさらに深くマタギ文化に触れるためのヒントもいただきました。

2時間近くある乗車時間があっという間! 「マタギ飯」のお弁当や、秋田ならではのドリンクを堪能しながら、最後の最後まで秋田を満喫しました。

叉鬼号の前で。

これからもまた学びを深めていきましょう!

ハンターバンクに入会すると、狩猟を実地で学べるだけでなく、狩猟仲間と一緒に様々な体験ができるのが良いところ。
こういった「大人の社会科見学」、これからも秋田だけに限らず企画していく予定です。

是非、ハンターバンクで一緒にかけがえのない体験をしませんか?
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