獣道を読み、わなを学ぶ。くくりわな設置イベントを開催 !|ハンターバンク小管村

小菅村エリアで継続会員向けの「くくりわな設置イベント」を開催しました。

今回のテーマは、狩猟の現場で広く用いられている「くくりわな」。
教科書や資料だけでは伝わりにくい“現場の感覚”を、実際の山の中で体験していただくことを目的とした実践型イベントです。

当日は道の駅こすげ近くに集合し、まずは参加者同士の自己紹介からスタート。
わなの基本構造や安全管理について説明を受けた後、実際の猟場へと向かいました。

▲くくりわなの種類や構造を丁寧に説明する講師の青柳氏

■山の中に答えがある
山に入ると、普段は何気なく見過ごしてしまう景色が、経験者の目にはまったく違って見えます。

地面のわずかな踏み跡。
斜面の通り道。
獣が繰り返し利用している痕跡。

▲獣の痕跡やその探し方等丁寧に解説

講師の解説を聞きながら歩いていると、「なぜここなのか」「どこに設置するべきなのか」が少しずつ見えてきます。

くくりわなは、ただ仕掛ければ捕獲できるものではありません。

獣の行動を読み、地形を観察し、その場所に合わせて設置する技術が求められます。

参加者の皆さんは真剣な表情で地面を観察し、ときには膝をついて痕跡を確認しながら、設置場所の選び方を学んでいました。

■座学では得られない学び
実際にわなの構造を確認しながら設置作業を進めると、資料だけでは理解できなかった細かな工夫や注意点が次々と見えてきます。


▲設置には、獣の歩幅や位置また傾斜に合わせた谷足や山足など細やかな配慮も必要

「なるほど、こういう理由でこの位置に仕掛けるのか」
「ここを丁寧に処理しないと警戒されてしまう」

そんな気づきが現場にはたくさんありました。

「座学では分かりにくい、くくりわなの細かな仕組みや設置の工夫を実際に体験できる貴重な時間だった」との声があり、まさにフィールドならではの学びの場となりました。

■山で学び、川辺で語る
午前の実習を終えた後は、原始村キャンプ場へ移動して昼食交流会を開催しました。

それぞれが持ち寄った昼食を囲みながら、狩猟の経験談や地域の獣害対策、これから挑戦したいことなど話題は尽きません。

ハンターバンクの魅力の一つは、こうした仲間同士の交流です。
経験豊富な会員から初心者まで、立場を超えて話ができる時間は、新たな知識や人とのつながりを生む貴重な機会となりました。


▲現地で用意していただいたジビエ料理を川辺でいただく

■突然の連絡、そして現場へ
昼食を楽しんでいたそのとき、一本の連絡が入りました。
設置していた箱わなでシカの捕獲を確認。
急遽、参加者の皆さんとともに現場対応を行うことになりました。

狩猟はわなを仕掛けたら終わりではありません。見回りや捕獲後の適切な処理まで含めて初めて一連の活動となります。

予定にはなかった出来事でしたが、結果として参加者の皆さんにとっては貴重な学びの機会になったのではないでしょうか。現場でしか得られない緊張感や判断の重要性を体感できる一日となりました。

さらに同日、小型箱罠ではアライグマの捕獲も確認されており、小菅村エリアで継続的に取り組んでいる有害鳥獣対策の現状についても共有されました。

【参加者の声】
イベント終了後には、

「くくりわなの仕組みや仕掛け方を教わり、とても勉強になりました。」
「資料も参考になりましたが、実際の現場で学べたことが大きかったです。」

といった感想が寄せられました。

狩猟の技術は、現場で学び、経験を積み重ねながら身についていくものです。今回のイベントが、その一歩となっていれば幸いです。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

ハンターバンク小菅村エリアでは、これからも「実際にやってみる」「現場で学ぶ」を大切にしたイベントを企画していきます。

次回の開催もぜひお楽しみに。

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