ハンター体験記Vol.2 菅原隆さん[その1] - ハンターバンク

さまざまなスタイルで「ハンターバンク」を利用しているハンターさんたち。
狩猟を始めたきっかけも、活動のペースも多種多様なのですが共通するのは
〈自分らしく〉楽しんでいること。そのあたり、聞いてみました。

ハンター体験記 vol.2 菅原隆さん

持続可能性×『HUNTER×HUNTER』の答えは狩猟のリアリティだった! [その1]

狩猟の現場が遠い都市生活者でも、全くの未経験者でも、そして、場合によっては狩猟免許の取得がまだでも……興味と熱意さえあれば誰でも気軽に、しかも手軽に狩猟生活をスタートできるのが、ハンターバンクの最大の魅力。そんなハンターバンクのフィールドでは、さまざまなバックグラウンドを持つハンターさんたちが、自分らしいスタイルで、今日も〈山の恵み〉である獲物たちと向き合っています。

ふとした興味から狩猟免許を取得し、ハンターバンクと出会った菅原隆さん。デビュー戦から順調な猟果に恵まれているということですが、実はそんな菅原さんも、狩猟に触れる機会はまったくなし、完全にゼロベースのスタートだったのだとか。初心者コースを超高速で駆け抜けている新米ハンターの目には、いま、どんな景色が映っているのでしょうか。

──ハンターバンクをスタートされてからの1年ほどで、獲物もイノシシの成獣が3頭、幼獣が11頭と、なかなかの猟果を挙げられているとうかがいました。もうすっかりハンター生活も板に付いた、という感じですか?

菅原さん: いやあ、実は自分の中でもまだ、整理がついていないというか、なにかモヤモヤしている部分もあるんですよね、狩猟という行為については……。

──それはちょっと意外ですね。デビュー戦からの好成績で、バリバリのハンター気質になっていらっしゃるんじゃないかと思っていたのですが……。そもそもハンターを目指したきっかけは、どんな感じだったんですか?

菅原さん: 採用とか人事のコンサルティングをしている会社に勤めているんですが、そこが全社的にSDGsを推進していまして、その関連で社会の持続可能性についてリサーチする中で、地方の小さな自治体でも、野生鳥獣のために年間に1000万円を超えるような農林業被害がある、ということを知ったんです。それで、そのマイナスをプラスに転じるには、どうしたらいいんだろう……と、このあたりは完全に左脳的な思考なんですけれど、業務マターとして考えるようになったわけです。

──それまでの菅原さんの中にはなかった認識が、仕事としてひとつ生まれた、ということですね。

菅原さん:ただ、その一方で自分の右脳では、狩猟ってなんだか男臭い世界だけど、そんな世界とは毛色の違う自分が狩猟者になるというのも面白いのかなあ、みたいに感じてもいまして……あ、それから冨樫義博さんの『HUNTER×HUNTER』というマンガが、大好きなんですよ! それで、どうせなら自分もハンターと名乗りたいぞ……みたいな。そんなきっかけで、まずはネットでリサーチを始めたんです。

──なるほど! 実は新人のハンターさんから「きっかけは『HUNTER×HUNTER』でした!」というお話、たまに聞くんですよね……。さすが国民的コンテンツ、すごいですね。それで、インターネットでのリサーチでは、役に立つ情報があったんですか?

菅原さん: 都市生活者のOLさんがハンターになるまでのドキュメントがウェブの連載記事でありまして、それを参考に勉強を進め、まずは狩猟免許から、ということで試験会場に足を運びました。でもまあその時点では、興味も湧いてきたことだし、とりあえず狩猟免許だけでも取得しておこう、というくらいのつもりだったんですが、たまたま試験会場で、隣の席の人に声をかけたんです。そうしたら、その人がハンターバンクのことを教えてくれまして、それで一気に、狩猟免許を取ってからの具体的な方向性が決まっちゃいました。

──まさに順風満帆、という感じですが、しっかりと猟果も得て、中堅ハンターとしてのマインドになったのかと思いきや、冒頭でうかがったように、実はまだ思うところがあるわけですね? 次はそのあたりを聞かせていただこうと思います。

菅原さんのお話は[その2]へと続きます。

菅原隆さん(すがはら・たかし)

東京での仕事と小田原でのハンター生活の両立を、もっと充実させたいと考えているハンターさん。会社の業務としても、里山にサテライトな拠点を持ったり、民泊事業で都市部から地方への人口導線を設計したり、公私ともどもいろいろと仕掛け中。

ハンター体験記